東洋的発想は安心に導く 3 2008年11月25日(火)
東洋的発想のもうひとつに、すべてが完全であるというものがあります。 自分が完全というだけでなく、宇宙に存在するすべてのもの、ことが完全であるというものです。 人間からみれば、不完全なものがたくさんあるのですが、宇宙全体からみればすべてが完全で調和がとれている。 人間からみれば、善悪などありますが、宇宙からみれば善悪などもなくただ役割があるだけだとするものです。 この発想からすれば、すべては存在しているだけで完全で価値があり、自分と違ったものになる必要はないわけですね。 すべての存在がそのままでOKなんですね。 立派な自分になろうとしたりちゃんとした大人になろうとするとしんどいですが、「今のままの自分でいい」と思えば、安心しますね。 自分から変わろうとしなくても宇宙は絶えず変化していますから勝手にいい方に変化進化していきます。 これが無為自然という言葉のひとつの意味だろうと思います。