陰陽の原理、作用 1…… 2009年11月3日(火)
陰陽の原理、 作用を書きます。 12の 定理が あります。 ( 桜沢如一著 「無双原理.易」より引用、 解説は私流です)
定理 ①「陰陽を生ずるものは 実有(じつう)である。
」 ― 実有は すべての元である ひとつのことで、 陰陽は すべて、 そこから分かれたものです。
② 「陰陽は、実有より 不断に 派生し、 分極し、 相関往来し 、栄盛し、 不断に 実有に 帰入消滅する。
」 ― 陰陽は 絶えず、 ひとつのものから 生まれ、分かれ、 行き来し、 栄え、 絶えず 実有に 帰り消滅している。
③ 「陽は求心、 圧縮の性を有し、 陰は遠心、 拡散の性を有し、 おのおの、 その性 反対なり
」 陰陽は 前回 書いたような反対の性質がある。
④「陽は 陰を、陰は 陽を互いに牽引す。
」 ― 陰陽は、互いに引き合う。
⑤ 「森羅万象は、 あらゆる比例において、 陰陽を 荷帯せる実有太極の、 複雑にして無数なる 微分子の集合体なり。
」 ― どんな陰でも どんな陽でも、 内に陰陽両方の性質があり、 陰陽の強さは、 その割合で決まります。 その割合は無限にあり、 陰陽の段階は 無限にあります。
⑥ 「森羅万象は、 単に 種々なる程度の 動的均衡を 示す 陰陽の集合体なり
。」 ― すべてのものは、 無限の 陰陽の段階を現すひとつで、 動的均衡つまり、 動きながら バランスをとっていて (ゆらいでいる)、陰にも 陽にも ずれる。 …つづく。